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【アドラー心理学】 5大理論④ 認知論 〜自分の主観は絶対ではないよ〜

世の中自分の思った通りには中々いかないと人生の厳しさを痛感している、chatapapa(@chatapapa1)です。

世の中、理不尽であふれかえっております。

会社勤めをすれば、理不尽な人事異動や命令・事あるごとに衝突する人間関係。

何故、こうなるんだ?と頭を抱えて困っている方。

そんな世の理不尽をプラスに変換する思考理論を知りたくないですか?

避けられなければ、考え方を変えればいいじゃない。

という事で、今回アドラー心理学 5大理論 認知論をご紹介したいと思います。

本当は人間関係に使われるアドラー心理学ですが、理由を知ることで一方的な思い込みを外して人間関係改善に生かせ、突発的な出来事のショック軽減にも応用できるものだと思います。

会社員あるあるとして、異動辞令による生活圏の強制変更・職場人間関係の不満に注目して認知論をどう活かすのか。

参考までに私の場合を事例として挙げてみますね。

目次

認知論とは ー 自分の見方・感じ方は変えられる。

”人は、客観的に人や物事を捉える事は不可能である。”

by アルフレッド・アドラー

自分の ”主観” で相手に対する印象・起こった出来事にどう意味づけをして捉えるか。

これが ”認知論” です。 なんとなく、イメージは湧きやすいので他の5大理論よりは分かりやすいですかね。

自分の過去の体験・経験則から、自分の趣味・嗜好で、対象や事実を自由に解釈するものなんです。

起こった事実や相手は1つしかないんですが、解釈の仕方は人それぞれ違うんだという事。

私的解釈では、要は ”物は考えよう” ですよ。ということをお伝えします。

大雑把過ぎてこれだけではサッパリですよね。w

それでは、私が実践している方法をご紹介します。

私の場合、自分の悪い様に考えてしまうネガティブ思考だった認知、その真逆の考えってどういうものなんだろうということを考える様にしています。

そうすると・・・

「まぁ、よほど話がこじれなきゃ、ここまでひどいことにはならないかな?」w

「今までこんなふざけたヤツ、出会ったことがない! 後々ネタにできるな!」

捉え方を変えてみると、結構気が楽になったり、いい経験になるかもしれないとポジティブに考える様になってきてます。

自分の ”認知の歪み” を意識するってことが大事なのかもしれませんね。

私の場合 ① 理不尽な地方転勤

私は、地方のど田舎で生活しております。自分で地方勤務を望んだわけではありません。

すごく行きたくなかったです。何故なら下記の様に認知をしていたからです。

地方転勤のネガティブな認知

・公共交通機関が未発達、買い物するにも車が必須・峠道多くて自転車なんて無理。

・方言がキツくて、時々何を言っているかわからないことがあり困りそう。

・知人や家族が近くにいないので、心細い。

”人口東京一極集中” と言われていますが、都会に比べたら圧倒的に不便なんです。(事実)

栄えたところに行こうと思ったら、山1つ2つと向き合わなきゃいけないです。(真顔)

私などは地方に来た当初、ちょっと近所のラーメン屋へ行くくらいの感覚で出掛けたら、日本屈指の荒れた峠道(獣道?)に入ってしまい戦慄したことを思い出しました。w

でもまぁ、だいたいこんなイメージですよね。

しかし、ここで真逆の認知をしてみましょう。

地方転勤のポジティブな認知

・満員電車に乗らなくていいし、車が運転出来て楽しい。

 車で買い物すれば荷物を運ぶの楽・ライダーにとって峠道は大好物。

・方言の意味を聞くキッカケで、地元の人と仲良くなれる。

 外国じゃないので標準語は通じるし、色々地元情報を教えてくれる。

・地方ならではの色々な行事やイベントがあって楽しい。

 知り合いがいないから人の目が気にならなくなって、一人でいても平気になる。

こう考え方を切り替えたら、すごく楽になりました。

今までの失敗を生かし新しい人間関係を構築できる環境を与えてもらえたと思えば、案外悪いものではないでしょう?w

私はネガティブな認知をより誇張してしまい、ポジティブな認知をより矮小して捉えていたんでしょうね。

会社も何かを期待して地方転勤辞令をだしたのかもしれないと、考える事も出来ますがそれは違うことを確認できた時の絶望感たるや・・・。

初めはこの世の終わりだ・・・ぐらいに思ってたのに、今では時間があればバイクで走り回って、山の頂上で綺麗な景色見て楽しんでるんですから。

地方勤務になった事実は変わらないのに、見方を変えるとこうも変わるもんなんですね。自分で言うのも何ですが。w

私の場合 ② 嫌いな相手との付き合い

人間関係の場合も挙げてみますね。

どの会社でも、どこの部署でも反りが合わない・なんか気に入らない人って一人や二人いますよね。

他の人は普通に接していられるのに、何故あの人相手だとギクシャクしてしまうんだろうなと思ったことありませんか?

これは、過去の経験則や体験から、相性の良し悪しが決まると言う要因に大きく左右されてしまうためです。

つまり、 ”認知論” で言う自分の主観によって 「コイツ、嫌い!!」と決め付けてしまってるんです。

苦手意識を持ってしまう理由

・言葉遣いが悪くて、態度が横柄な奴が苦手

・過去に似た容姿の人に嫌な思いをさせられた記憶が呼び起こされる。

・自分の好きではない部分が投影されている様で不快。

あくまで私の例ですが、礼節が出来ていない人や昔似た様な感じのタイプに、ヒドイ目に合わされてこういうタイプは好きじゃないとか、

自分のコンプレックスを彷彿とさせる様な人は苦手といった感じです。

実際、コミュニケーションとり始めると確かに口は悪いけど、実はめちゃくちゃいい人だったとかもよくあるんですけどね。

だいたい、こういう感じの人はひねくれた性格なんだよ。とか、

どうしても初めは ”主観” でそういう風に見てしまいます。これはもうしょうがないです。w

これも思い込みです。人は先入観なしでは物事や相手を見ることは不可能なんですから。w

それでは、相手への苦手意識を軽減させるにはどんなことができるでしょう?

苦手意識の克服方法

・共通の課題を持つ

 チームとして一緒に同じ課題に協力して取り組む(価値観を知る)

・相手を信頼する

 相手の得意そうな作業に気づいて、頼んでみる。(尊敬ポイントを探る)

・相手の立場になって考える

 相手が向き合っている出来事に共感してみる。(相手を理解する)

なかなか、苦手意識を取っ払うって難しいんですけどね。

一番なのは、やっぱり相手を知ることです。相手を知れば、苦手意識がなくなる可能性があります。

あまり苦手意識を持っていることを出さないで仕事の中で接していると、だんだん相手の長所やこういうところすごいなぁ。と思えるところが見えてきます。

こんなこと考えてやってたんだ・・・。って思うとなんか多少のことは許せてしまうというか、相手の事情を理解してあげていると気にならなくなるというか。

お互いに頼り・頼られしているうちに、なんかふとした瞬間に

「あれ?初めすごいイヤだったのに、いつの間にかコイツと打ち解けてるな?」

なんてことよくありますよね。

頭から、気に食わないからってずっとそのままにしていると、いつまでたっても人間関係改善にならないですし、下手すると無視されてるなんて思われて、悪化するかもしれません。

もしかしたら、最高の相棒になってくれるかもしれませんよ?

まとめ

まとめです。

今回は、”起こった事実” ”嫌いなアイツ” をどう受け止めるか。

認知論の見方・感じ方は変えられるというものでした。

ネガティブな思い込みは自分をかなり追い込みます。

強迫観念持つまでに至ってしまうと大変です。

そうなる前に本当に自分の考えや認識が全てなのか、他に良い面はないのか。

注目してみましょう。下記の様になっていないかチェックです。

・<根拠なく決め付ける>

・<事実を誇張してしまう>

・<マイナスな価値観>

・<みんな一緒という過度の一般化>

などなど色々弊害が出てきてしまいますので、ご注意を。

思い込んで・思い詰めるの良くないです。

無理矢理ポジティブに考える必要もないし、すぐに答えを出す必要もない、どうしてもダメなら諦めて割り切ってしまうのもアリですよ。

私もどうしても好きになれない人もいますし、地方転勤いきなり言い渡された時初めは絶句しましたから。

多様性の時代・変化の早い時代です。いちいちオタオタしてたら体と精神が持ちません。

やれることはやって、あとはなる様になる!とドーンと構えときましょう。

大丈夫! そんなに悪い様にはならないと思いますよ。多分・・・ね。(楽観主義)

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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