現代知識人からの助言 生き方の悩み

【繊細さん②】 HSPと向き合う 〜繊細さんの生き方〜

HSPの人は”心眼”を使っていると確信している、chatapapa(@chatapapa1)です。

 

”なんで、自分だけこんな忙しいの?”

 

こんなこと考えてしまったことないですか?

自分だけせわしなく、仕事してる感じ。大変な仕事が集まってくる感じ。

何故なんでしょうね?

 

私は、お人好しと言われます。私はそんなつもりはないんですが、

”相手の心情・気持ちを察し過ぎてしまう”

という難儀な個性がそう思わせているのだと気づいてしまいました。

 

手伝って欲しい・お願いを頼みたい相手が 「忙しそう」 「タイミングが悪そうだな」 とか感じて遠慮してしまう・逆に手伝ってしまう事も。

自分も結構忙しくて、大変なのに。

周りの人から見ると「chatapapaさん忙しいのに、あの人のことも面倒みてあげて本当に優しいね。」って思われてました。

HSPの人ってこんな風に周りから思われてるようですよ?

”じゃあ、代わりに助けてあげてよ! 傍観かい” って思ってしまいます。

 

HSPではない人は、こういう相手の状況を ”分からない?・察知できない?” ようです。

本当に、疲れてしまいます。

このようなことにならないためにはどうしたら良いんでしょうね?

 

HSPってどうやって生きていけばいいんだろうと私と同じ悩みをお持ちの方に。

今回は、このような経緯から、HSP故にハマってしまう・自分だけが忙しいのは何故?・ツライを軽減する技術を ”繊細さんの本” からご紹介したいと思います。

 

目次

結論 <自分の気持ち・欲求を優先してもいい>

神経質・繊細で本当に自分で自分に嫌気が差しますよね。お気持ちはすごくわかります。

【繊細さん①】HSPという個性 〜生きにくいのは知らないから〜 

でもお伝えしましたが、別に異常なことではないのです。

悪いこともたくさん拾い上げてしまいますが、良いこともたくさん拾い上げてしまう良い個性ですよ。

そういう個性を持っているというだけ。周りの人たちや環境がすごく気になって疲れてしまうという個性。

 

結論の前に自分を守るために大前提として、以下3点を心に留めておきましょう。

まずは自分の感性を受け入れる。

そして、1人でゆったりと心と体を休ませる必要がある。

ストレスから身を守る。

この3つを疎かにしていると、どんどん滅入ってしまうのでご注意ください。

そして_

自分を無理矢理変えることよりも、せっかくの個性なので極力嫌なものを感じなくて済むように。

自分にあった環境を自分で選ぶ事が大切ということを学ばせてもらいました。


具体的にはHSPの感じる力の強さで気になったことに対して、「自分はどうしたいのか?」 を考えてみるのが良いと思います。

その時は自分の気持ち・欲求に、著者の方も自分の本音を大切にして欲しいと伝えてくれております。

つまり、周りだけでなく「自分の内側」にもこの感じる力を使うと、やがて ”自分らしく” 元気に生きていけるようになってますよと。

私も、全てが自分の本音通りにはなっていませんが、だいぶ楽に生きられてきている実感があるので間違い無いですよ。

 

では、「繊細さん」(私もこう呼ぶことにしましたw)は、自分の本音にどう対処したら良いのか私のケーススタディを踏まえてご紹介したいと思います。

 

キーワードは ”ちょっと、わがままかな?” くらいが繊細さんには「ちょうど良い」ということです。w

理由① 良心的な事は素晴らしいけど・・・

本当の自分を出して良い

人間って誰でも二面性もってたりしますよね。

会社とプライベートは違うので!・分けてます!っていう感じ。

 

しかし会社だと、協調・同調を求められ、チームワークを求められます。

本当は、1人が気楽でマイペースに仕事をするのが好きなんだけど、直近の期日があっても完璧な要求をこなすと言った他者の期待通りにいつも応え続けているとそういう人が好きな人が集まってきます。

”あいつなら、断らずにきっとやり遂げてくれる。” そんな人たち。

いつも完璧にできるわけじゃないし、期待に応えられるわけじゃない。できれば今は都合が悪いので断りたい。

けど、そんな人たちの期待に応えたいと思っちゃうから、無理して頑張る。・・・めちゃくちゃツライですよね。

 

これからは、出来なければ・無理であれば・自分の本音をそのまま伝えてみましょう。 

これで離れていく人はいるけど、それでも離れていかない支えてくれる人は、”本当の自分を出した自分に好意をもってくれている人達だ”と本書では伝えてくれています。

みんながみんな嫌いにはなったりしないですよ。必ず、味方はいます!

 

すぐに助けなくても良い

私は、困っている人を見ると少しでも力になりたくなってしまう事が多いです。

何故なら、自分が困っているときに少しでも手を貸してくれる人がいるだけでとてもありがたいと思うからです。

 

でも、命に関わる事・緊急性を要する事などは別として、繊細さんは手を貸すのが早いと本書では紹介されています。

相手の様子、現時点での状況、過去の経験則から、得意のシミレーションを発揮し、当事者より早く気づいてしまうんだというのです。

 

でも、すぐに助けると、本当はものすごくマズい状況だったのにフォローしてしまうから、当事者は自覚できないままで成長の機会を奪ってしまうというデメリットの側面もあるのですね。

私自身もそうですが、失敗して落ち込んだり、上手くいかなくて悩んだりして初めて成長するって事あります。その機会を奪ってしまうかもしれません。

だから、相手が助けを求めてくるまではすぐには助けずに見守って、どうしても助けて欲しいと頼まれた時初めて助ければ良いという事です。

 

事実を確認してみても良い

なんか、めちゃくちゃ言葉にトゲがある。いつもはすごく穏やかな口調なのに突っかかってくる。なんで??なんか気に触ることした?

こんな時は平常心で応対するのですが、敏感に察してしまうが故、自分のせいかと考えてしまいます。

こんな時は、理由を聞いてみていいんだと紹介されています。

 

これ、私にとっては衝撃でした。

「えっ!? 聞いちゃっていいの!?」 ・・・です。w

ここで私的にポイントだと感じたのは、

繊細さんは ”相手の感情・心理は感じとっても、その思考・理由までは感じ取れていない” ということです。

 

もしかしたら、家を出る前に奥さんと喧嘩しちゃって・・・とかかもしれませんよ?

「なんか、今日機嫌悪そうじゃん? どうした?」 と聞いてみてはいかがでしょう?

理由② 自分の感性を信じて

嫌なものは嫌だと言って良い

自分の感性がこれはいやだな・・・。この人なんか、好きになれないな・・・。

どんなにいい人でも好き嫌いは絶対あります。

この直感・第一印象を繊細さんは大事にしてくださいと著者は力説しています。

 

感じ取る力がすごい繊細さんはファーストコンタクトで感じたことは結構正確なのです。

これは私も同意せざるを得ないです。

なんか嫌な予感がする。違和感を感じる。これで数々の危難を払い続けてきた経験があります。

 

嫌いな人にアンタ嫌い!!というともめ事が起こるから身を守るためにわざと近づいていってしまう。

大抵は感じた通りで、フルボッコにされる事が多いんですけどね。

繊細さんの第一印象は、かなり正確な第六感が働いていたのでした。自分の直感を信じて近づかないようにしましょう。

 

逃げてみても良い

限界を超えて頑張ってしまう。これが繊細さん。

私の場合などは、うつ病になってしまうという行くところまで行ってしまったケース。

こうなってしまっては、元も子もありません。動けるようになるまでに多くの時間を要することになります。

 

仕事が1人の人間へ一極集中・人材不足などはその会社の組織運営に問題があり、個人レベルでなんとかなるものではありませんよ。

経営陣・管理職たちの怠慢です。厳しい言い方をあえてしますが、責任は重大です。

 

一時的な繁忙期であればまだ救いがあるのですが、そのような状態が終わりの見えないような状況なら

「このまま続けるべきか、否か」

を検討しましょう。会社を辞めるってすぐに結論出すべきではないと思います。

それでも、自分の中で大音量で ”避難警報” が鳴っているのなら どのような方法で逃げるかを一度考えてみてください。

 

私は、最終的に 「長期休職」 という逃走方法を余儀なくされました。選択肢のあるうちに是非考えてみてください。

 

周りの人を頼っても良い

周りの人の力を信用するということです。

頼っていいんです。頼ったら相手が気分を害するかな? 断られたらどうしよう?

 

大丈夫です。とりあえず、分担して早く終わらせるために 「この作業、お願いしてもいいかな?」って言ってみましょう。

意外と引き受けてくれる事が多いです。 できれば 「XX日までに仕上げてくれればいいからね。」と添えて余裕を持って頼むと成功率アップです。

繊細さんはマルチタスクは苦手です。仕事なので、もし同時進行を余儀なくされそうなら、仕事を他の人にお願いして割り振りしましょう。

 

断られたら、他の人に。ダメなら、上司に相談しましょう。

まとめ

繊細さんは、たくさんの刺激をキャッチするので、自分に負担のかからないように生きていくのが大事です。

私も実体験があり、著者の方も述べられているのですが、

繊細さんにとって、最大の罠は「相手の ”分からない” という感覚が分からない」という事。

自分が当たり前に持つ感覚が、相手には「ない」のではないか?

繊細さんには、是非この疑問を持って欲しいのです。

HSPでなくても人それぞれ、物事に対して意見や主張が違いますよね。

”自分” と ”相手” は違う人間であると認識しましょう。

他の人も自分と同じように感じている ”はず” と 「過度の一般化」という認知の歪みがでてしまっているように感じています。

今回は、HSP=繊細さんの注意する事を中心にお伝えしました。



別記事で、HSP=繊細さんだからこそ、幸せを人一倍豊かに感じられる長所をご紹介したいと思います。

蛇足ですが、こちらも「認知の歪み」からのアプローチでHSPについて補足できる漫画版ご紹介します。

面白いですし、理解が深まると思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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