働き方の悩み

【異文化コミュニケーション】 外国人と一緒に働く事の難しさと得られる価値観

外国に一度も行ったことがない。(飛行機に乗ったことがない。)chatapapa(@chatapapa1)です。

実は私、外人の友達一人いるんですよ。今はなかなか直接会えない状況ですけど。

ちょっと懐かしい人から連絡が来たので、経験談を記事にしようと思った次第です。

お勤めの会社で、外国人と一緒に仕事をしている方もいらっしゃるかと思います。

コミュニケーション取れてますか?中には英語などでバリバリ、コミュニケーションとっている方もいらっしゃいますよね。

日本語しか話せないし、言葉の壁よりももっと根っこの部分というか、外国人と一緒に働くと言うことに抵抗感がある方もいらっしゃると思います。

今回は、外国人と一緒に働くことになった時に不安になること、どうしたら良いかと言う事を記事にしていきたいと思います。

目次

外国人が我が部署にやってきた

ある年に私が所属している部署へ当時新入社員として採用された外国人が配属されてきました。

私のいる部署は、通年繁忙期のような凄まじく忙しい部署だった為、かねてより人員不足に悩まされてきました。

管理職より急な話で人員補充してやると言い、若い男だとは聞いていました。が、後出しで外国人だと言われたのは配属3日前でした。(憤怒)

そして一瞬で私の心は不安と心配で支配されてしまいました。

入ってくる前まで不安だった事

・日本語で会話ができるのか(こっちの言葉は理解できるのか)

・日本独自・・・というかうちの会社の風土などに馴染めるのか

・文化の違い・認識の違いによるトラブル発生の可能性・・・などなど

今ではグローバル社会化という事で、会社で一緒に外国人が働いていてもおかしくない時代になりましたね。

きっと今後も日本では外国人労働者は増えていくことでしょう。

同時に日本人同士では起きないようなトラブルが起きており、当事者として私も頭を抱えることが多くありました。

実際、身をもって体験し本当に大変な思いをしました。良いことばかりではないのです・・・。

恐れていたことが実際に顕在化してしまった一例をご紹介しましょう。

教育係を任され、七転八倒・・・その果てにわかった事

配属されてきた彼のスペックとしては20代の男の子・どの国かは詳しく言えないのですが、世界一の人口の国とだけお伝えしておきますね。

社会人になりたての時は、日本人でも何も分からない状態です。右も左も分からないものですし、諸先輩方からの指導もチンプンカンプン。かつての私もそうでした。そして異国の地で働く・生活をしていくと言うことそれは大変な事だと言う事は想像に難くない事です。

さて、普通の企業であれば新入社員が入ってきたら必ず ”教育係” を一定期間つけますね?

その彼の教育係に私が選ばれました。そこから私の波瀾万丈な教育生活が始まりました。

結論から先にお伝えしますが、様々な問題を経て私が学び取り、その際に私が感じた外国人と一緒に働くことで最も大事な事。それは・・・

当人の育ってきた国特有の ”文化” を理解しておく事 です。

育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない〜なんて歌詞がありましたが、日本人同士でも ”価値観” の違いで意見や認識で揉めたりすることがありますよね。

ここにさらに文化が加味されることで教育することや仕事への取り組み方など誤解や行き違いなど余計ややこしくしていると感じました。

相手の国文化やそこから来る価値観への違いの知識がない故に、自分の理解の範疇を大きく超えてしまってるんですよね。

ここで実際に起こったトラブルをあげましょう。今でこそ日本の残業文化を改善しようという動きが出てきましたが、ちょっと前までは世界中から非難される程

「ニホンジン、働キスギデスヨ!オカシイデスヨネ?」

とまで言われてきましたね。

そもそも海外では残業という考え方はないに等しく、終わっていようがいまいが他の人等が忙しく残っていようが帰ってしまいます。何故なら・・・

ポイント

家族や自分を大事にしてる。

会社・仕事が自分の最優先事項では無い。

って事なんです。

日本と違って1ヶ月ぐらいバカンスで休暇とるし、自分の大事な時間を使って生きていくために働いているという事を見れば、何故そういう行動をとるのか理解できますね。

実際、彼もやりかけや途中の状態で気付いたら何も言わずに帰っているということが多々ありました。勝手に休憩に入っていることもありましたしね。

当人の性格の要素もあるのかも知れません。

ただ、そこに出身国の文化が加わると当人の性格 ”だけ” で片付ける事は出来ないのです。

今回の例で言うと、日本では ”会社という組織では勝手な行動をとってはいけない” ということを教えてあげなければいけないのです。

海外では郷に入っては郷に従えという価値観がない事を理解しなくてはいけませんね。

自分の常識は相手の非常識なのです。

日本の価値観で話を聞いた上司が彼の態度に激怒し、彼を呼び出し大説教をするという事態を引き起こし大事になったこともありました。

そしてそれを格下の私が彼をかばったことで、私はこの事をキッカケに彼は彼なりの理由を知ることが出来、そして徐々に心を開いてくれるようになりました。

お互いの不理解で起こったすれ違いが根本的な原因だったわけです。

全く違う・新しい価値観に触れる・・・変化をもたらすんですね。

例えば彼の国では謝る・謝罪するなど自分の非を認めるという事を良しとしない文化があります。自身や家族のメンツを何よりも大事にするようです。

歴史的背景として謝らない文化が深い理由がある事を知った上で、完全に直せなくてもこちらの文化を根気よく伝える事で段々周囲とも軋轢が緩和されていきました。

これ以降仕事のみならずプライベートなことも相談されるようになりました。

”日本はなんで体や心が壊れるまで長時間労働をするの?” ”有給休暇を使う権利があるのになんで自由に使えないの?” などなど・・・そんな問いを投げかけてくる人間は日本人ではあまりいないですよね。

私自身、彼から学ぶ事はたくさんあったし、彼からも ”心から尊敬しているのはchatapapaさんだけです。” と言ってもらえるような間柄になりました。

それまで色々意見のぶつけ合いもしましたけどね。 彼との出会いが私に新しい価値観を与えてくれた事は間違い無いです。

いろんな違いがあっても、必ず信頼を得る事は出来るという経験を得たことが今でも私の大きな財産の一つとなっており、相互理解の重要性・違うという事・認め合う事をずっと大事にしております。

自分が社畜であったことにハッキリと気づかせてくれたのは彼ですから。

もし、同僚に外国人の方がいてあまりコミュニケーションが無いなら、少しずつコミュニケーションを撮ってみても良いかも知れませんよ?

まとめ

新入社員に教えること自体大変なのに、それが外国人となると確かに難易度が爆上がりします。日本人だったらだいたいわかるだろうと言うこともありますしね。

外国人にはそう言うものは通用しません。ですが、今の私だから言える事・・・

ただ、難しく考える事はなく、誰が相手でも立場・気持ちなど相手を知ることが重要です。それがちょっとややこしくなっただけです。w 相互理解を疎かにしない事。

そして、これを乗り越えた時、得られるものも多いです。

全く違う価値観に触れる事で、今とは別の生き方が見えてくることもある。今回の学びは”楽しく生きていくためには” ”一番大切な事は何か”という気付き。 

やっぱり外国は本質を捉えて徹底して実践しているところがすごいです。こう言う部分で日本が遅れていくわけです・・・。

こう言うところも日本はグローバルに取り入れてもらえないでしょうかね。w

もちろん日本には日本の良いところ・外国には外国の良いところもあるので一概に良し悪しの決着がつくものではないですけどね。

ちなみに地方に飛ばされた今でも時々連絡を取り合ってます。

自分がいなくなった事で理解者がいなくなり、彼は今、会社を辞めてしまったようですが、祖国に帰り結婚したようです。羨ましい・・・。(泣)

と言ったところで最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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