会社に勤めるって大変ですよね・・・。業務量と責任の割にもらえる給与も少なくなっていく一方だし・・・。
そんな思い持ってる方多く無いですか?そんな思いを持っている一人、chatapapa(@chatapapa1)です。
今回は私の様な社畜には、心の救いになる様な本を見つけてしまいましたので、ご紹介させてください。
難しく無いですし、非常によく作られた本です。
タイトルはー
まんが 『ブラックジャック』に学ぶ 自分を貫く働き方
です。
目次
ブラックジャックという医師
突然ですが、マンガ ”ブラックジャック”をご存知でしょうか?
マンガの神様、手塚治虫が描いた医師免許を持たないスーパードクターが主人公の医療マンガです。 (手塚治虫って医学博士でもあったんですって。スゴイ!!)
主人公・ブラックジャックは技術・知識は超一流。だが医師免許を持たず、病院などの組織に属さず一匹狼、基本的に報酬は高額、気に食わなければ仕事しない・言うこと聞かない という超自己中で私以上の社会不適合者の様な人物です。
そんな自由人がポリシーにしている働き方が、我々の様な会社という組織に属している人間の働き方に一石を投じてくれます。「自分を貫く働き方」とは何でしょう?
自分を貫く働き方
本書ではブラックジャックの「自分を貫く働き方」を大きく4章に分類して示してくれます。
違法行為や悪事を薦めている本では無いことだけ始めにお伝えしておきます。(そんな本は薦めません!!w)
ポイント
・振り回されない
・常識に縛られない
・妥協しない
・言葉で損をしない
その中でブラックジャックの生き様を通して我々はどうあるべきかを提案してくれます。
社会人生活において必要な心得がふんだんに散りばめられています。
今回のテーマにとどまらず、特に今の時代で働き方改革や仕事・会社・周りの人への向き合い方の変化など見習うべき部分が非常に多いです。
確固たる信念があり、一貫している。故にブレないのでしょうね、ブラックジャックは。でもその過程で悩んだり、後悔や失敗を犯したりもしている。
まるで会社勤めをしている私達と変わらない感じでなんとなく親近感が湧いたり。
自分の好きなことをする、生きたい様に生きるにはどうしていくべきかの指針となってます。
今回は会社の理不尽・不公平にスポットを当てて紹介していきます。
実践するのは難しいけど、心に響くものがある。
周りに振り回されたく無いけど、仕事だから仕方がない。
自分の言いたいことを言いたいけど、嫌われたくない。
サラリーマンであるが故のジレンマ・職場関係のしがらみ・相反する矛盾にどう向き合うか。
皆さん一度は必ず、こういったことに思い悩んだことはあるのではないでしょうか。私はしょっちゅうです。(泣)
そんな悩みに解決のキッカケを与えてくれます。っていうか、グッとくることしか書いてないこの本。w
その中でも私の心に響いた各章から一つずつあげたいと思います。本当は全部いいので一つだけ上げるというのも酷なのですがキリがないので・・・残念です。
1:振り回されない <ドライに働く覚悟を持つ>
仕事の人間関係は「仕事だけの関係性」 当たり前なんですけど、それ以上の付き合いを求められることがいまだに多いじゃないですか。
新年会・忘年会、仕事に関係ない行事に行きたくもないのに理不尽に強制参加させられる。こういう時間の無駄だなぁと思うこといまだにありますよね。生産性がある話をする訳でもないですしね。
行きたくないですよねぇ・・・。必要以上の付き合いをしないで、ドライに働く覚悟を持つにはどうしたらいいんでしょう?の答え。
”文句の言われない様な実績を作ること”
はい、正論です。w そりゃ、ウン十億の契約をバンバン取ってきてますみたいな優秀な人ならまさにやりたい放題でしょうよ・・・。と思われるでしょうが、そういうことではないと続きます。
大きな成果を上げなくとも、日頃の勤務態度や小さな積み重ねによる作業の成果で評価される覚悟を持つこと
としています。「仕事だけの関係性」だけだとまさしく仕事ぶりしか見られない為、それだけで評価されてしまいますが、それもまた仕事の質を上げるモチベーションに。良い緊張関係になる。と述べられています。
2:常識に縛られない <一番の相談相手は自分>
会社からの理不尽な命令や不公平な評価ってどんな人にも大なり小なりあると思います。
私で言えば理不尽な辞令により地方に飛ばされたり、大きな成果を出しても自分の評価が低いなどありますね。
しかしながらその決定に対して、従うも拒否するも究極的には「自分の心一つ」だということです。 つまり・・・
”自分の行動は自分で最終判断を下している。としっかりと自覚すること”
いろいろな人に相談したり、悩んだり葛藤したりします。けど、最終的には自分の人生です。判断を委ねた他人は責任を取ってくれませんからね。その時の自分の決断に従うべきでしょう。
どうするべきかと他人に聞くだけでなく、「自分で決断した。」と自覚と責任を持つこと
結局、うまくいかなかった時、不満や後悔が出てしまった時に人のせいにしがちです。
自分でよく考えて、自分が納得した決断を信じて、前に進むしか無いということですね。
3:妥協しない <自分の安売りが不幸の始まり>
会社という組織に所属した時点で、極端な給与の上下はしないですが、かと言って成果によって給与が大幅に上がるっていうこともないですよね。
会社に大きな利益をもたらしたのだから、それ相応の報酬があってもいいはずなのですが日本の企業でそういう話ってあまり聞かないです。
私自身に置き換えて考えてそういう不満がある条件で働いても、やりがいが無いですし、テンション下がっていく一方です。 これを回避するにはと言うと・・・
”仕事を受ける時、相手の提示が不当だと感じたら断る勇気を持つこと”
上司や会社から仕事を振られて、条件に納得できなければできない理由をあげて始まる前・最初に別の方法を考えてもらう。このくらいは交渉してもいいと思えますね。
単発の案件ではなく、継続的な案件なら尚更・・・。嫌々やり続けると最後には溜まりに溜まった不満が爆発します。案件内容に対して条件がミスマッチしてる訳ですから自分の価値が買い叩かれてる気持ちになります。
一度嫌々やると作業が終わった時には嫌々やり続けてしまうと言う環境ができて上がってしまう。自分を安売りすることが振り回されるきっかけになる。
と言うことなんですね。
4:言葉で損をしない <時間浪費の反論禁止>
会社勤めしてると、どうしても自分とは合わない、ほんとに何を言っても通じない・・・って人いますよね?
そういう人って、どこの会社に行ってもどの部署に行っても絶対いるものです。w
そんな相手にムキになって張り合ってもいいこと無いのはお分かりかと思います。場の空気も悪くなりますしね。
”一瞬のスッキリのために無駄に反論してしまうか。一瞬だけこらえ、無視して自分の作業に没頭するか。”
私的にいうと「そういう相手と同じ土俵に上がったらダメだ」と自制しているのと同じ事だなと感じました。
反応しない・受け流す・さっさと折れる 自分の時間を浪費しない様、上手に心を無にすることが大切。
まぁ、なんか負けた気になりますけどね。w 負けるが勝ちって思うことにしましょう。ただの時間の無駄です。こちらが誠意を持っても通じないものは通じないんですから。
まとめ
40年以上前のマンガなんですけどね。2020年の今読んでも通用してしまうメッセージ。 まるで現代哲学の様でした。
参考書籍
著者:手塚治虫 発行者:長坂嘉昭 発行所:株式会社 プレジデント
まんが「ブラックジャック」に学ぶ 自分を貫く働き方
すぐに割り切って実践できるのは難しいかもしれませんが、少しずつ自分に取り入れていってみてもいいのでは無いでしょうか。
周りが何を言ってこようと気にしなくていいんだ。自分がなすべきことだと思うことに実直に向かっていけばいい。
そして自分が思っている以上にもっと自分を信じて、自分を尊重し、大切に扱っていいのだと思えるかなりの良書です。
そのまま全部完璧に再現したらさすがにマズいでしょうけど。w とは言え、今も昔も働く悩みというのは不変なんですねぇ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。