偉人達の教え 生き方の悩み

【アドラー心理学】  5大理論① 自己決定性 〜自分は変われる〜 

万年悩める仔羊、chatapapa(@chatapapa1)です。

いやぁ、心理学って難しいですねー。私、ただのロスジェネ社畜ですので、高尚な学問を真剣に考えると頭から煙が吹いて仕方がありません。

学者さんってすごいですね。

今回の記事は、アドラー心理学・5大理論の一つ 自己決定性(概念)編 です。(概念としたのは、どうしたら改善の糸口になるというのを別記事にすることにしたためです。)

そのまま専門書などを読んでもすごく難解で理解できない部分が多いですよね。

当時うつ病から立ち直るため様々な本を読んだ私が、その中から今回アドラー心理学をテーマに取り上げて人間関係の悩みの改善の一助になれればと、私なりに噛み砕いてご紹介いたします。

 

目次

1:自己決定性について

人間は自分自身の人生を描く画家である。 by アルフレッド・アドラー

なんとなく言わんとしていることは、わかる気がします。

一度きりの自分の人生なんだから、自分が今後どうなっていきたいのか。

自分の生きたいように生きるのが良い。 自分という人生の主人公は自分だ。 なんて言いますね。

自分の人生なのですから、起きた事実に対して自分の選択したことは良かろうが悪かろうが自分で責任を持つ。

他人に自分の人生の決定権を渡しちゃダメですよね。

自己決定性とは自分の意思で決定していると【対人関係の心理学】 アドラー心理学って何? 人間の悩みとは・・・?でご紹介しました。アドラーさんの言葉にもあらわれてます。

そして、他人や周りの環境のせいにもしてはいけない。何故なら、それは自分が選択したことのなのだから。・・・ぐうの音も出ないくらいの正論です。

ではせめて、自己決定する際に何を基準にしたら良いか? ・・・知りたくないですか?

アドラーさん、ちゃんとヒントくれてます。

「自分と相手にとって、ユースフル(有益)かユースレス(無益)の2択基準で考えれば良いじゃん?」

「その時に、正しい・間違ってる・良い・悪いで決めない事。人それぞれ価値観の基準って違うからね?」

なるほど、白黒つけるような決め方すると、優劣がつきますものね。

2:ライフスタイル ≠ 性格 は変えられる?

アドラーさん、性格も変えられるって言ってます。

イヤイヤ・・・。何言ってんスか・・・。生まれついた性格はなかなか変わりませんよ〜。

特に歳をとるともう性格の矯正なんてムリだって、世間一般で言われてますけど? って思いませんか?

よくよく調べてみると、アドラーさんは「性格」って言い方すると、「なんか変えられないモノ」 っていうイメージがするからっていう理由で、

”ライフスタイル” っていう言い方にしたみたいです。

(変えられないモノだと、自己決定性の自分を変えることができるって言う理論が覆っちゃいます。)

性格の構成

・考え方(思考傾向)

 ネガティブ思考 or ポジティブ思考

・感じ方(感情傾向)

 ショックを受ける or 気にしなーい。

・上2つによってとった判断や行為(行動傾向)

 落ち込んでしまう or 次、がんばろっと。

簡単に言っちゃうとこんな感じです。こういうのって子供の頃から今に至るまで育ってきた環境によりますよね。

アドラー心理学の変えられる ”ライフスタイル” と言う定義では、

3つに分けてそのうちのどの部分が問題でどう変えていくと人間関係が改善していくようになるのかと言う考え方をします。

3つのライフスタイルとは

・自己概念 (自分で自分をどう言う人間だと思っているか)

・世界像 (自分が周りの人や環境をどう捉えているか)

・自己理想 (自分の周りや環境がどうなっていて欲しいか)

確かにこの3つの中で、自分と周りの認知の歪みがあると人間関係がギクシャクしちゃいそうですね。

そして十人十色、同じ境遇の人同士でも全く同じライフスタイルにならないのは、これもまた自分自身で理由の独自解釈をつけるためです。

自分のライフスタイルはそのように自己決定している 言い方を変えると ”決め付けている”・”思い込んでいる” といえます。

ただ、それって本当に正しいんですかねぇ・・・?という疑問がつきますよね。

なので、その独自解釈を適切な捉え方に改善すれば、ライフスタイルは変えられるというわけなんです。

起きた事実は事実で、それをどう受け止めて解釈するかで全然違いますからねぇ。

それを良いキッカケとするか、悪いキッカケとするかで変わるんなら、良いように受け止めたいモノです。

3:まずは今の自分のライフスタイルを知ること

自分のライフスタイルを知ること = 自分の考え方・感じ方・判断・行為の傾向を知ること

これを踏まえて、起きた事実に折り合いをつけていくことができるので、人間関係の改善に役立てることができます。

先の記事で 「人間関係を楽にするには自分を変えるのが確実で簡単だ」 ということを知って行動しようとします。

しかし、自分を変えると決意した場合に、自分の中外にある出来事に対して自分の都合の良いように(ネガティブ・ポジティブな捉え方をして)解釈して

”自分を変えることは無理だ、諦めよう。”

もしくは

”自分を変えることが出来るかもしれない。取り組んでみよう!”

とどちらを選択して決めることもまた、自分でその結果を ”自分の意思で決定している” というものです。

ネガティブな捉え方とは、

自分は人見知りだから変われない・・・。 今の取引先とは反りが合わないから・・・。など

ポジティブな捉え方とは、

メールだったら自分の意見を伝えられる! 別の担当になれば頑張れるかも!など

 

つまり、自己決定性を生かして人間関係を良い方向に改善していくには ”自分を変えるんだというポジティブな決定” をすることが肝要なんですね。

 

まとめ

「変われないのではない、変わらないという決断を自分でしているだけだ」

by アルフレッド・アドラー

いかがだったでしょうか。自分をどう変えるか・変えないままでいくか 自分で決めることができるよ。というお話でした。

今のままで人間関係がよくならないなら、変えられるかどうか試してみませんか? 自分を変えるのが一番簡単で確実ならやってみる価値アリかもです。

今回の記事が長くなってしまいましたので、別記事にてどうやって変えていけば良いのかという部分をご紹介していきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

-偉人達の教え, 生き方の悩み

© 2024 ロスジェネ・再生・プロジェクト Powered by AFFINGER5