記事にしようかずっとどうしようか悩んでいた、chatapapa(@chatapapa1)です。
プロフィールにて、うつ病を患った事がある旨の記事を上げました。
直接原因は、会社・仕事とはいえ、そもそも自分自身の気質にもうつ病になる要因がありました。
「自分は他の人達と感じ方がズレているのかな。」
「変なところ気にするよね?と言われる。」
「相手の心理状態をよく察して動くよな。」
今思えば、物心ついた頃からそんな感じでした。
うつ病になる前までは、自分は ”気にしいな性格” なんだとか、”神経質” な性格だとか自己分析して生きていました。(AB型だからかな?とか)
それで、うつ病になり色々心理学の本や精神病関連の本を読み漁り、根本原因は何なのか? 再発しないようにするにはどうしたらいいのか?を模索してました。
その過程で自覚した事。近年、ようやく世間にも認知されて来たようですので、お話しすると
私、HSPという気質持ちであります。(結構ハードめ)
周りに機嫌の悪い人がいるとめちゃくちゃ気にしてしまう。
人と長時間一緒にいるのが苦痛・1人で行動しているのが楽。
細かいところ、他の人が気にしないところがとても気になる。
実際、私もこんな感じで他の普通の人とは違うんだと悩み、
”これからどうやって上手く生きていけばいいんだ?”
”一生、苦しみ続けなかればならないのか?”
と社会不適合者のような烙印を押された感じでした。(当時は相当、思い悩みましたが。)
他の人は違うらしいんですよね。(HSPありがちなんですが。)
今回はHSPについてこんな気質なんだよという事を主に記事にしたいと思います。
”別に病気でもない・生まれ持った個性であること” を理解し、使いこなせばすごい個性であるんだと自分の強みとして自信を持っていただけるような記事にしたいと思います。
HSPと自覚されている方、HSPについて知りたい方に向けております。
もしHSPであると自覚した方は、気をつける術を身につけましょう。
目次
HSPってこんな気質 <おかしくないよ>
まずは、HSPについてどういう気質なのかをご紹介します。
HSPの特徴
・普通は気づかない小さな事柄に気付いてしまう繊細さを持ち合わせている。
・程度の差はあれ、5人に1人の割合で存在する。
・脳の作りがおかしい・病気ではないという事、ただ繊細な感性である事。
・生き残るため「種の保存」という生存本能が色濃く発現。
他動物にも見られ、人間だけではない。
生物学的には割とあるあるのようです。
そりゃそうですよね。全員後先考えずに危険なことに突っ込んで行ったら、その種は全滅・絶滅しちゃいますものね。
つまり、”少なくとも異常な事ではない。” という事はご理解できたでしょうか。
どこの世界にもそういう人がいないと大変なことになりますよね。
そういう役割を自分は担ったんだ!と考えを改めるのはいかがでしょうか?
・・・だいぶ、気は楽になりました?w 私も深刻に悩む必要はないんだ!と心が安心したことを覚えています。
とかく、HSP気質を持つ人は
”良くも悪くも感受性がとても強い” の一言に尽きます。
ここでこちらの本をご紹介。 著者自身もHSPであるため、実体験に基づく対処方法・技術が書かれており ”実際に使える実用書” と自負されております。
私がもっと早くに知りたかったことばかりです。w
20年前とか無理なのですけどね。当時私、1から書籍や専門書読み漁りました。
この本に記載されている事は下記3点に集約されています。
・五感が優れているので、根本的に軽減させる方法
・HSPならではの肝に銘じておく事 そして訓練あるのみの実践例
・自分がHSPであることを知るチェックリスト
まずは、こちらで自分が当てはまる事柄が多くないかどうか確認してみましょう。
なぜ、ものすごく疲れるのか。なぜ、自分は他人と違うのか。自分を知る事は大切です。
それを踏まえて、私自身どうしてHSPだと自覚できたのかご説明します。
自覚した疲れる原因 <職場の人間関係が大変>
職場の人たちの ”機嫌” がよく分かる。
私的に ”別に気にしなきゃいいじゃん?” の筆頭です。
別に気にしたくて気にしてるわけじゃないんです。 相手のほんの少しの ”機微” を敏感に感じ取ってしまうんです、強制的に。
その影響が全体にどのように悪影響を及ぼしていくのか、直感的に先読みできてしまう。
そうならないために、どうするのがいいのか? 自分が相手をそういう機嫌にさせないようにどうすればいいのか?
を四六時中考えております。
殺伐とした職場より働きやすい環境の方がいいでしょう?
他にも 「えっ・・・? 俺、なんか気に触ることしたかい?!」なんてこともあります。
自分が原因なのでは?ということにすこぶる気を使います。自分に危険がおよぶかもしれませんからね。(本能的に感じる)
そんなこんなで朝から晩まで、毎日考えて気を遣っていたら疲れてしまいます・・・。
特に、嫌いな人・苦手な人相手だととより顕著です。そもそも近づきたくないんですから。
そして、会社内の派閥関係・・・。睨まれたら大変です。そりゃ、なおのこと気を使いまくります。
物事を円滑にしようとするが故、他人を優先してしまう。
自分のことよりも相手を優先的に行動してしまうんです。
例えば、”ぶつかり合って声を荒げて喧嘩しないでよ・・・。”
そういうのをすごく気にしているとします。相手の1人がそういう好戦的な性格だった場合ですね。
私の場合、相手に対して不安・心配なのもありますが、見ててあげないと・・・と感じたり、必要に応じてフォローしてあげないとという心理が働いてしまいます。
そして、職場内で軋轢が起きないよう(軽微なものも含めて)修正していくうちに自分の時間をなくします。
挙句、自分のやる事が遅れて、仕事に集中しろと言われる始末・・・。
「じゃあ、集中したいから気にさせないでよ・・・。」と心の中で思うわけです。
(そもそも怒鳴り合う職場環境・相手の人格にも問題あるんですけどね・・・。泣)
そして、相手の意にそぐわない事・余計な意見・一言(いわゆる地雷を踏まない)言わないようにしています。
そうなると、私自身は言わないことによるストレス・疲れが溜まるわけです。
事柄に対して ”抜け漏れ”・”改善点” があると感じ取ってしまう。
私、物事に対してシミレーションする事が習慣になっております。
悪い方向に事が運ぶことに対して神経が過敏になってしまうんですね。
そのことに対して、起こりうるリスク・二度手間・最悪やり直しなどが想定できてしまうと対応しないと落ち着かないんです。
そして、自分が納得するまで情報収集などを行ってしまいます。
昔ほどではありませんが、私は今でも ”見切り発車” が好きではありません。w
一定の情報や必要な条件まで揃えてからじゃないと、結局二度手間でしょ?なんて考えてしまう派です。
そんな ”見切り発車” をする人を危なっかしく思い、そして小さな ”抜け漏れ” に気付き始め、相手の課題なのに手を出してしまう。
こんな感じでどんどん仕事がたまり続け、そして他人からどんどん頼られ続け、大変になっていきとても疲れるというメソッドが確立されてしまいます。
それが長年に渡り続いて、仕事量は増え・ブラック体質も合わさりうつ病発症という事態となりました。
まずは、強すぎる感受性を刺激から守る事から
重要なことを始めにお伝えすると、
”強すぎる感受性、周りの影響受けやすく振り回されているのでとても疲れてしまう”
ということ。
ここで著者のお言葉をお借りします。
・繊細さんが元気に生きるためには、この自動応答を切ること。
・「私はどうしたいんだっけ?」と自分に問いかけ、対応するかどうか、自分で「選択」すること。
・自分の「こうしたい」という本音を大切に、自分のまま、感情・感性を大切にして元気に生きていく。
とてもありがたいお言葉で、染み入ります・・・。
もっと自分を認めて、自分を大事にしていっていいんですよね。
これ知ってたら、私、うつ病にはなってなかったかもな・・・。自分を責めることばかりしてたから・・・。
それでは、そんな繊細なHSPが刺激から自分を守る方法をご紹介。自分を休ませましょう。
著者があげるコツ
・心を閉ざすのではなく、物理的に防ぐ
・五感のうち、鋭いものから取り組むと効果的
ここで、著者は五感のうち鋭いものから順に、”物理的” に防止する事が重要だとおっしゃっています。
視覚・聴覚・触覚・嗅覚・視覚 の5つですね。
視覚だったら、目の前にいる人の動きが気になる → 席を移動する
聴覚だったら、怒鳴り声が聞こえると心穏やかになれない → 席を外して揉め事が収まった頃に戻ってくるなど・・・
職場でできる事は限られてしまうかもしれませんので工夫が必要ですが、プライベートならばできることも多いはず。まずは直接的原因を外しましょうという事です。
まとめ
まとめです。
ここまで見てみると、ホント難儀な個性ですね。w
次回からも引き続き、こちらの本からもっと踏み込んでご紹介したいと思います。
今回の五感に関してもっと詳細に具体的に載っているので、是非悩まれている方は読んで頂きたいです。
ホント、概要というかお触り程度でしたので。
こう考えてみると、割とこの人もHSPなんだろうなと思う人たくさんいます。
ご自身がそう思っていない・そもそもHSPなんてものを知らない。ということもあります。
生きづらさの原因は何だろう? 他の人と感じ方が違うのは何でだろう?
自分を知る事は人生においてとても大切だと私は思います。
うつ病になって、落ちるところまで落ちた事が私はキッカケとなりましたが、この記事を読んだ方が興味を持ち、自分を知るキッカケになったとお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。